2020年末行われたボクシングの大会、「史上最高の日本人対決」で王座防衛に成功した”ボクシング界の伝説覇者・井岡一翔”さん。
そんな井岡さんに違法薬物使用の可能性がある事が分かったそうです。
8回TKOを取っての大勝利‼でも違法薬物を使っていたなんて…
試合とても熱狂しながら見ました‼あの井岡選手が…本当なんですか?
現在は捜査は終了しており、井岡選手側は違法薬物は絶対に使用していないと断固否定しています。
芸能人の違法薬物使用が取り沙汰されることが増え、最近では伊勢谷友介さんが話題になったばかりですよね。
まさか井岡選手までそんな疑惑があったとは…
今回は世界4階級制覇王者の井岡一翔さんが、違法薬物を使用した疑惑についてなど調査していきます。
井岡一翔プロフィール
プロボクサー。1989年3月24日生まれ。大阪府堺市出身。
・井岡選手の叔父にあたるのが、世界戦で2階級を制覇した元世界王者井岡弘樹選手
・中学3年まで叔父が通うグリーンツダジムに一緒に通っていた
・中学3年の時に、叔父井岡弘樹さんがボクシングジムを設立。それを機に叔父のジムへ移籍
・日本人初ボクシング世界4階級覇者
・2017年、歌手の谷村奈南と結婚。2018年に離婚。
・2019年一般女性と再婚。同年第一子誕生。
叔父さんが世界王者なんて凄い家庭に生まれましたね‼
そうですね。この井岡弘樹選手は現在井岡ボクシングジムの会長を務めています。
高校時代からその実力は目を見張るものだった
中学校を卒業した井岡選手は興國高等学校へ進学。
2年生の時に出場した大会の成績からも、その実力は他者を圧倒するものだったという事が伺えます。
- 選抜大会
- インターハイ
- 晴れの国おかやま国体
この3つの大会で井岡選手は全て優勝を果たしています。
高校2年生でこの実績…凄すぎます‼
ボクシングの練習はとても辛いことが多いですから、努力の成果でしょうね。
3年生の時に出場した大会でもその強さは確固たるものになっていました。
- 選抜大会
- インターハイ
- のじぎく兵庫国体
この時も井岡選手は全て優勝。
2年生の時の優勝成績を合わせて、高校生にして6冠という素晴らしい成績を残しました。
重大な決断をすることになった大学時代
高校卒業後、井岡一翔選手はアマチュアボクシングの名門校である東京農業大学に進学しました。
「北京オリンピックに代表選手として出場したい」という思いを胸に全日本アマチュアボクシング選手権大会に出場しましたが、決勝戦で敗退という結果に終わりました。
同時に北京オリンピックの出場も逃してしまいました。
対戦相手の大久保賢児選手にわずか1ポイント差での敗退。悔しかったでしょうね。
この敗退をきっかけに井岡選手は”プロボクサーへの転向”を考え始めました。
学業とボクシングの両立が難しいと考え、ボクシングの道へ進むことを決意します。
井岡選手にとってとても重大な決断だったでしょうね。
そうですね。プロとして成功できなければ、その後の生活にさえ困るような事態も考えられますからね。
“学歴”を捨て、ボクシング一本でやっていくという決断をした井岡一翔選手。
プロボクサーへ転向のために大学を2年で中退しました。
決断は間違っていなかった!華々しいデビュー
プロボクサーとしてデビューしてからの井岡選手は、なんと6戦連勝で負け知らずでした。
そのまま日本ライトフライ級王座を獲得という伝説を成し遂げしました。
その後、「世界へ挑戦したい」という思いから、獲得した日本ライトフライ級王座を返上しました。
大きな野望を胸にWBC・WBAの世界ミニマム級統一戦に挑戦し、見事な勝利を勝ち取りました。
ここでも井岡選手は、デビューから7戦目でのミニマム級世界王座獲得という伝説を残すことになります。
これは日本人史上最初最速記録、平成生まれの選手では初めての世界王者だったんですよ。
本当に華々しいデビュー‼伝説だらけの人ですね‼
これだけではないんですよ。
- 2012年末の大会で日本最速でライトフライ級王座獲得
- 2015年末の大会で世界最速でフライ級王座獲得
- 2019年6月の大会で日本史上初のスーパーフライ級王座獲得
日本人で初めてミニマム級、ライトフライ級、フライ級、スーパーフライ級の4階級を制覇した世界王者となりました。
ボクシング界の伝説覇者とは井岡一翔選手のためにあるような言葉ですね。
2019年末、2020年末とWBO世界スーパーフライ級の防衛戦にも見事に勝利し、2度の防衛に成功しました。
2020年末の試合は記憶に新しく、2度ダウンを取った後の8回目、井岡選手の右ストレートと左フックが見事に入った相手の選手は膝から崩れ落ちました。
そのタイミングでレフェリーが止めに入り、8回TKOでの圧勝でした!
コロナウイルスの影響で丸一年もリングに上がっていなかった井岡選手でしたが、その強さは変わっていないことを世界にアピールすることが出来ました。
TKO勝ち試合直前の尿検査で違法薬物の陽性反応
しかし、その見事な勝利を飾った井岡一翔選手の試合直前の尿検査で、尿から違法薬物の陽性反応が出たというのです。
そもそもなぜ試合前に尿検査をするの?
私も疑問に思ったので調べてみました。
試合前に尿検査をする理由
理由は簡単で、ドーピングしていないかを調べる為です。
日本のボクシングを統括する機関、日本ボクシングコミッション(JBC)では、1990年代以降ドーピング検査をずっと行ってきたそうです。
そもそもドーピングってどんなことをいうの?
競技能力を、筋肉増強剤などの薬物を用いて不正に高めさせる可能性がある行為をドーピングといいます。
フェアプレイに反する行為やスポーツの価値を損なう行為、スポーツをする人たちの基本理念として、この2点のような行為は禁止されています。
またドーピングには、後遺症が発生するリスクもあります。
努力しても対戦相手に敵わない時、薬を使用する事などで勝てる可能性があるならたくさん使用することも考えられますよね。
そうなってくると、常用量よりもっと多い量を使用する可能性があります。
多量に摂取することに伴い、選手に重い健康被害が起こったり、後遺症に長く悩まなければならなくなったりするのです。
スポーツマンシップに基づいて、とかだけでなく健康にも被害があるのね。
最悪の場合には命を落とすことにも繋がるんですよ。
全然知らなかった‼
それに「日本人の選手がドーピングをして不正に勝利を勝ち取った」となると、日本という社会へのイメージも損ないかねません。
この点からもドーピングは、世界共通で固く禁止されているのです。
ドーピング検査のやり方とJBCの疑惑
ドーピング検査として選手に対して尿の提出を求めるのですが、その後のやり方についても調べてみました。
選手から提出され、受け取った尿をJBC側が二つに分けるそうです。
どうして分けるの?
それは、ドーピング薬物として陽性反応が出る成分は、病院から処方される薬や市販のサプリメントにも入っていたりするからです。
これは驚きでした!病気にかかっても病院にも行けないのかと思いました。
ボクシング選手が病院にかかる場合、医師側が「この人はスポーツ選手で試合を控えている」と認識していれば、ドーピング検査に引っかかる成分の入っていない薬品を処方してくれるそうです。
でも医師側にその認識がなく、選手も医師にその旨を伝えないまま受診すると、微量でもドーピング検査に引っかかる成分の入った薬品を処方され摂取してしまうことがあるそうです。
わからないまま健康のために、薬やサプリメントを飲んでしまっても、失格になるの?
そういった間違いが起こらないよう、二つに分けているんです。
二つに分けた尿のうち、まず一つだけを検査します。
そこで陽性反応が出た場合、JBC側が倫理委員会を開き、その結果と共に選手に聞き取り調査を行います。
選手がドーピングを否定した場合、再検査の依頼をすることが可能でその時に、二つ目の尿を使います。
病院の受診歴や飲んでいるサプリメントの聞き取りを行い、調査をして、服用した内容に間違いがなければ検査は陰性として処理されるそうです。
陽性が一転陰性になるのって少し怖くも感じますよね。
例え、病院からの処方薬やサプリメントの服用から陽性反応が出たところで、それは極めて微量しか検出されないからです。
なので二つに分けたうちの、一つ目の尿検査で何かしらの陽性反応が出ても”疑惑“の段階なのです。
しかし今回の井岡一翔選手の尿検査は異例まみれでした。
どういうこと?
井岡選手はJBCから「陽性反応が出たことの報告」も「聞き取り調査」も行われていなかったのです。
JBC側の対応に疑問噴出!
井岡一翔選手の尿検査は2020年末の防衛試合が終わり、年が明けた1月7日に行われました。
試合当日の、その場で検査されるわけじゃないの?!
驚きますよね。検査は後日で、結果が二つ目も陽性であれば試合は失格。無効試合となるそうです。
検査を開始して時を待たずしてすぐに、大麻成分の反応が出たのです。
そこで日を改めた1月19日、詳しい検査をしてみると覚醒剤や合成麻薬の成分が3つ検出されたそうです。
この段階でJBC側はなぜ聞き取り調査を井岡選手にしなかったの?
私もそう思いました。
ここではまだ一つ目の検査ですから、疑惑が浮上しただけで、井岡一翔選手が大麻や覚醒剤を使用したと断定されたわけではなかったのです。
しかし一つ目の検査で陽性反応が出た事実さえ、井岡一翔選手側に伝えられることはありませんでした。
ここで普段なら聞き取り調査を行うはずなのに、JBC側が冷凍して保存していた二つ目の尿を警察に押収される事態になったのです。
いきなりこんなことになる事ってあるの?
いいえ。今までこんな経過をたどった検査は無かったそうです。
検査に警察が常に介入しているわけではありませんから、誰かが警察に報告しないと押収されたりはしないのです。
しかも押収された日は3月上旬で、一つ目の検査から一か月半も経ってからだったのです。
定例通りにいけば・・・
- 一つ目の尿で違法薬物の陽性反応
- 倫理委員会を開き、結果と共に選手へ報告と聞き取り
- 選手が否定すれば、二つ目の尿で再検査
- 再検査でも違法薬物の反応が出ればJBC側の処分を決定
- 警察へ内容の報告
こういった手順で進むはずのドーピング検査が、2~3を飛ばしていきなり警察に行ってしまったのです。
世間の声
井岡選手は結局大麻や覚醒剤を使っていたの?
火のないところに煙は立たないっていうし…
CBDでも陽性反応出るのかな
結構、格闘家進めてるの見たけど#井岡一翔— SHIN. (@shingoruno08) April 26, 2021
格闘技めっちゃ好きだから頼む、井岡が潔白でありますように‼️#井岡一翔
— 大和 shooting star (@shootin98773701) April 28, 2021
#井岡一翔
なぜ今頃そんな話出るの?
事実なら粛々と迅速に処分するだろう?
されないのはシロだから。
もうさ、学校で事件あると真っ先に不良学生を疑う無能な先生みたいな社会やめろよ。— 無二斎 (@RLzyLtTfd1nEq3X) April 26, 2021
井岡一翔選手の薬物疑惑、ドーピング疑惑が出ています。
私は彼のファンなのですが、残念な気持ちも有ります。
しかしYahooニュースのコメントを見ると、本当になんでこんなに匿名で人を叩きたい人が多いんだろう。
JBCってどうなっているんだ、何ヶ月も前に分かってた事なんじゃ。#井岡一翔— 檜山企画 (@hiyama_kikaku) April 26, 2021
やはり世間の皆さんも疑問に思う事や、残念な気持ちなど様々な感情を抱いているようです。
でも一番気になるのは「本当に薬物を使用したのか」という点についてですよね。
徹底的に調べてみました‼
井岡一翔選手は潔白?警察側は”シロ”と判断
本来なら渦中の張本人のはずの井岡一翔選手ですが、JBC側から “大麻や覚醒剤疑惑” がかけられていることを知らされることはありませんでした。
いきなり警察から連絡がきたってことかな?
そうですね。井岡さんは大変驚かれたでしょうね。
警察は井岡選手の二つ目の尿を徹底的に検査をし、聴取も行いました。
『捜査は終了しました。検査にあたり押収した尿は使い切った。』と発表しています。
なぜ大麻や覚醒剤の陽性反応が出た?
大麻が検出されたことについては、井岡選手が使用していたCBDオイルの成分が「大麻として検査に引っかかったのかもしれない」と井岡選手側は考えているそうです。
CBDオイルには接種の仕方がたくさんあります。
飲んだり、タバコのように過熱して吸ったり、マッサージや肌荒れなどに対して塗るなど使用方法はたくさんありますが、井岡選手がどんな方法で使っていたのかは分かっていません。
専門家からすると「陽性反応がCBDで出たとしたら、どれほど飲んだのか」と物議をかもしています。
大麻草に含まれる有効成分のうちの一つのカンナビノイド成分のことです。最も期待されている効能がリラックス効果です。他にも様々な使用方法が考えられており、医療業界でも注目を集めていました。
覚醒剤は事実無根と全面否定しています。
全く身に覚えがなく、試合後に何かの手違いで検体が入れ替わった可能性も考えているそうです。
それって怖いわね。
二つ目の尿が再検査できれば、必ず身の潔白を証明できるとまで発表しています。
さらに警察が介入して科捜研が検査をしたのだから、覚醒剤を使用していれば結果ははっきりと出るはずです。
確かに。警察が「問題なし」と判断したのだから井岡選手は潔白ですよね。
それははっきりと断言はできません。
警察側は「捜査を終了した」と発表していますが、世間の皆さんに対する疑惑を払しょくするには疑問ばかりが残っている状態です。
世間の目に対して潔白を証明するには時間がかかりそうです。
井岡選手にはずっと活躍してほしいから疑惑が早く晴れてほしいな。
警察も疑わしいのであれば再捜査に踏み切ると思いますので、今後の動きに注目したいですね。
私もそう感じているので井岡選手の疑惑が晴れて、またリングで活躍するところを祈っています。
JBC信頼ガタ落ち‼思惑と行動
JBC側は押収されるまでの間なにをしていたの?
警察に押収されるまでのJBC側の行動は、井岡選手への裏切り行為と言っても過言ではない内容でした。
今回のこの騒動には、現JBCコミッショナーの長岡勤さんと現JBC理事長の永田有平さんが大きくかかわってきます。
プロの野球・ボクシング・レスリングなどで、その統制をとる最高権威者の職名のことをいいます。
この二人の勤めるJBCコミッショナーと理事長という役職は、かなり前から(株)東京ドームの出向ポジションなのです。
その事実、長岡勤さんは(株)東京ドームの現社長、永田有平さんは(株)東京ドームの現顧問を務めています。
信頼関係が崩れることとなった最中JBCは何を?
井岡選手のドーピング検査で、大麻や覚醒剤といった違法薬物の陽性反応がが検出されたの同じころ。
三井不動産が(株)東京ドームを子会社にする手続きの真っ最中だったのです。
株式公開買い付けが成立したのが1月19日、東京ドームが臨時株主総会を開いたのが3月23日、(株)東京ドームが上場廃止になったのが4月23日。
会社を存続させるために子会社にしてもらう最中。井岡選手との信頼関係より、スキャンダルを避けたいというのが見え見えです。
JBCは競技にあたっての内部ルールとして、このように定めています。
JBCは、ボクシングがスポーツであることを改めて自覚し、フェアプレイの精神とひとえに真摯なプロフェッショナル・ボクシングの倫理を尊重し、全てのボクシング試合がスポーツマンシップの下でおこなわれるべきであることを追求するとともに、ボクシング界及び社会秩序を不正に破壊する行為に対しては毅然とした態度をもって臨むことをここに宣明する。
今回JBC側のの井岡選手に対する対応は、規定に宣明した精神をもって対応したと言い切れるのでしょうか。
協会側が規定している内容なのに、この対応には疑問しか残りません。
警察という大組織にこの問題を丸投げすることで、自身たちに火の粉が散らないようにしたように感じました。
まとめ
今回は、世界4階級制覇王者の井岡一翔さんについて調査していきました
- ボクシング伝説の世界4種目覇者”井岡一翔選手“のルーツついて
- 2020年末の防衛試合前に採取した尿から、違法薬物成分が検出され疑惑の人に
- ドーピングの内容や検査方法について
- 井岡選手は違法薬物を使用したのか?世間の声はいかに
- 日本ボクシングコミッション(JBC)の裏切り行為
井岡選手の疑惑が晴れたことは嬉しいけれど、JBCの対応については疑問が浮かぶばかりです。
JBCと選手の間には規約まで定められているのにもかかわらず、この対応。残念です。
経営に際して忖度をすることは必要かもしれないですが、懸命に努力する選手との信頼関係は大事にしてもらいたいものですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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