前回、エヴァンゲリオンのアニメ版を振り返ってみましたが、今回は旧劇場版をまとめてみたいと思います。
アニメ版では、25話26話で炎上が起きてしまっていて、話がうまく完結してなかったように感じていたわよね。
旧劇場版ではうまく話がまとまっているのか楽しみね。
今回は、25話26話で炎上があった部分をリメイクされた旧劇場版についてまとめてみました。
『中田敦彦がエヴァンゲリオンを解説!第一弾アニメ版編』はこちらから、ご覧になれます。
中田敦彦が旧劇場版を解説
アニメ映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(3月8日公開)の最新の興行収入が31日、発表され、公開84日間で累計で動員563万人、興収86.1億円を突破した。歴代興収ランキングは63位となっている。
引用元:Yahoo!ニュース
エヴァンゲリオンの旧劇場版である、『Air/まごころを、君に。』
この2話はエヴァンゲリオンのアニメ版の結末を現実世界の視点で描いたものです。
第二弾も中田敦彦の解説動画を参考にまとめています。
アニメ版の24話までのお話では、『アスカは精神崩壊していて渚カヲルは死んでいて綾波レイは3人目になっていてシンジが知っている綾波レイはもういない。』という流れでした。
アニメ版で、使徒はすべて倒しましたね。
使徒を倒したNERVはこの後どうなるのかしら?解散なのかしら?
ところが解散とはならず、ネルフに攻め込んでくるものがいたのです!
なんと攻め込んで来たのは、戦略自衛隊でした。
SEELEの差し金だったの。どうゆうことなのかしら?
碇ゲンドウは、SEELEのシナリオ通りに使徒をすべて倒していたのですが、SEELEと碇ゲンドウでは『人類補完計画』に対する方向性が違ったのです。
SEELEの目的は、魂を集めひとつにして強くすることでした。
しかし、碇ゲンドウの目的は異なり、碇ユイを救うことだったのです!!
ユイというのは、ゲンドウの奥さんで、シンジのお母さんですね!
碇ゲンドウは、一度人類を一つにまとめて『人類補完計画』を自分のコントロール下において、その中でユイともう一度再会することを計画しています。
なのでゲンドウはSEELEの思惑とは違うことをしたりしているの。
SEELEは、碇ゲンドウが違う行動をしているとわかっていたのですが、碇ゲンドウに計画を預けていた方がNERVの行動を制御しやすい為、任せていました。
ですが、使徒をすべて倒してしまったので、もうNERVの役割はなくなってしまったのですね。
旧劇場版では SEELE VS 碇ゲンドウ の形になってしまうのです。
『裏死海文書』という予言書があり、預言書の通りにことを進めたいのがSEELEだったですよね。
一方、SEELEの計画を上手く逆手に取りながら、とにかく奥さんに会いたいというのが、碇ゲンドウの思惑でした。
中田敦彦さんは、碇ゲンドウのことを『究極のツンデレ愛妻家』と言っていたわ。
エヴァンゲリオンは、碇ゲンドウの純愛物語でもあっただなんて驚きね。
SEELEの思惑とは違った考えを持つ碇ゲンドウは、使徒をすべて倒した今、EVAを待っている事で、逆にSEELEの脅威となるのです。
そこで、戦略自衛隊に突撃させたのですね。
しかし、NERVにいるのは人と戦ったことのない職員と、精神が病んでいるアスカ、周りに誰もいなくなりうずくまって動こうとしないシンジだけなのです。
そこに、自衛隊が攻めてくるところから始まります。
自衛隊の狙いはEVAパイロット
乗り込んできた自衛隊の狙いが、パイロットと考えた葛城ミサトは碇シンジとアスカ、そして綾波レイの所存を確認します。
碇シンジは、戦闘員に見つかり殺されかけたところを、葛城ミサトに助けられますが、「死にたい、何もしたくない」とうなだれて立ち上がろうとしません。
葛城ミサトは、自分の命と引き換えに碇シンジを初号機の元へと向かわせました。
アスカに対するのは9体の白いEVA量産機
意識を失ったまま弐号機にのせられ、自衛隊に見つかる時間を稼ぐために海底に沈められていた、アスカが弐号機の中で目を覚まします。
自衛隊の爆雷が次々に投下されちゃうの。アスカ大丈夫かしら?
「死ぬのは嫌」と母親の記憶がフラッシュバックする中で、母のぬくもりを見つけたアスカが「ママ!」と叫ぶと同時に弐号機が起動し、アスカは自衛隊に反撃します。
「ママわかったわ、A.Tフィールドの意味。」とつぶやくと攻撃を交わし、果敢に戦自隊を責めていきます。
弐号機が優勢と思われたその時、SEELEは「KAWORU」と書かれたダミープラグを挿入した9体の白いEVA量産機を落下させてきました。
『カヲルのダミープラグを挿入した9体のEVA量産機』は後々重要になってくるから覚えていてほしいわ。
アスカは白い量産機を次々と倒していきますが、最後の一体を倒せると思ったその時、何かが弐号機の背後から飛んできました。
A.Tフィールドを展開したものの変形し、ロンギニスの槍となり、弐号機の頭部に真っすぐ突き刺さったのです。
アスカは激痛に苦しみ、弐号機は沈黙してしまいます。
すると、倒したはずの量産機が翼を広げ弐号機に向かっていき、弐号機を捕食してしまうのです。
碇シンジが、アスカを助けに向かったのですが、弐号機が捕食されているのを目のあたりにして、精神崩壊をおこしてしまいます。
人類補完計画の遂行
碇ゲンドウは綾波レイと供に、ターミナルドグマのリリスの傍に立っていました。
そして、碇ゲンドウは綾波レイの体の中に手を入れています。
実は、ゲンドウの手の中にはアダムが入っているそうなの。
どういうことなの?「何しているの?」って不安になっちゃったわ。
あまり説明がないのですが、アニメ版で葛城ミサトの元恋人でキーパーソンの加持リョウジから、元の姿に戻ったアダムを受け取っていたのでした。
『人類補完計画』の発動条件がアダムとリリスを揃えることだったのです!
アダムの魂を持っていたのが、渚カヲルでしたよね。
渚カヲルを倒して、アダムの体とリリスの体・魂が揃えば、碇ゲンドウが狙っていた自分を主体とする『人類補完計画』ができるので、ユイに会えるという理論だったのです。
碇ゲンドウは、綾波レイにリリスの魂をくれと要求するのですが、綾波レイは「私はあなたの人形じゃない」と拒絶します。
この綾波レイは3番目の綾波レイであって、ゲンドウを慕っていた2番目の綾波レイとは、気持ちや行動が異なっています。
そして、綾波レイの体に入っていた碇ゲンドウの手を切り離し、アダムを奪います。
綾波レイは、リリスの体に入っていき、リリスの体と綾波レイは一体化することにより、ものすごく大きくなりました。
どのくらい大きいかというと、宇宙空間にはみ出るくらいです。
この辺りから少し不安になってきたの。アニメ版と同じように見ている側が、理解しずらい描写になってしまうんじゃないかって・・・。
碇シンジと量産型のエヴァンゲリオン、巨大化した綾波レイとコラボを行うことによって、急速に『人類補完計画』が進められていきます。
人類が一度液体化し、人類が一つになるのです。
LCL化するのね!
結局、またシンジの精神世界に、行ってしまうのです。
『人類は心を一つにする方がいいのか他者の方がいいのか』というテーマに戻り、碇シンジは、アニメ版25話と26話の同じ結論へ、たどり着きます。
『人ともう一度会いたいと思う。分かり合えなくてももう一度他人と会いたいから不完全の人間のままでいい』という意思を選択するのです。
しかし、意志を選択した後、ハッとシンジは気がつくのです。
気が付くと、周りに真っ赤な海が広がっていて、アスカと碇シンジだけが倒れています。
「まるで初めの人類、『アダム』と『イヴ』かのように二人だけなのです。」って中田敦彦さんも言っていたわ。
ロマンティックな展開が起こっちゃうのかしら?
ところが、なぜか碇シンジはアスカの首を絞めるのです。
そして、絞めていた手を緩め、碇シンジは泣いてしまい、アスカは一言「気持ち悪い」とボソッと言い放つのでした。
旧劇場版は、これで終わりなの。
NERVが、どうなったかなんとなく分かるし、庵野秀明さんの描きたかったことの意味は分かると前置きした上で「たぶんこれじゃない」としたのが、中田敦彦さんの感想でした。
茫然自失していているアスカの首を絞め泣いている、碇シンジに対して「気持ち悪い」と言い放ち終わったわけです。
中田敦彦さんは、「内面世界のグロテスクさの方だけがすごく強調されることによって、万人が受け止められるエンディングになっていなかった」とおっしゃっています。
私も受け止められなかったわ。エヴァンゲリオンの話が、壮大すぎて結末を迷っている感じがしてしまうの。
エヴァンゲリオンファンのTwitterとは?
Twitterを覗くとプラモデルを集めたり絵を描かれている方が多いなと感じます。
今回初めてエヴァンゲリオンを見てエヴァ初心者なのですがその気持ちなんとなくわかるような気がします。
RG エヴァンゲリオン 旧劇版弐号機
RG エヴァンゲリオン 量産機
完成!
しっかりブンドド。#エヴァンゲリオン#エヴァンゲリオン旧劇場版 pic.twitter.com/jRsz4CDHke
— ririwo (@ririwo) May 4, 2021
再び旧劇が劇場で観れるなんて…
いってきまーす#エヴァ#エヴァンゲリオン#エヴァンゲリオン旧劇場版 pic.twitter.com/AiabyZl0Sk— Asuka♥️ (@AsukaASoryu) January 13, 2021
昔買った、旧エヴァの劇場版LD絵コンテと量産型使徒のぬいぐるみ付き。(^_^;)#エヴァンゲリオン旧劇場版 pic.twitter.com/h1cdO9nTYC
— タブリスDX(自由意志)🐈 (@daburisudx) May 9, 2020
旧劇、初めて劇場で見ました~!観終わった後のあの何とも言い難い感覚を偶に味わいたくなるんだよなぁ…#新世紀エヴァンゲリオン #エヴァンゲリオン旧劇場版 pic.twitter.com/XatpER5zIR
— いと 兎 (@itousagi1117) January 14, 2021
なんか来た🎵
落ち着いて開封だあ‼️#エヴァンゲリオン旧劇場版 #量産型オタクさんと繋がりたい pic.twitter.com/LnBIgmeRSJ— 原口しゅう 禁煙は続く❗️ (@syuu88) April 15, 2021
まとめ
中田敦彦さんの動画を参考に、新世紀エヴァンゲリオン旧劇場版をまとめてみました。
- 使徒をすべて倒してしまった旧劇場版の世界では、SEELEとNERVの戦いを描いている。
- 碇ゲンドウの思惑は、妻である碇ユイを救いたい。
- アスカとの戦いで投入されたのは「KAWORU」と書かれたダミープラグを挿入した9体の白いEVA量産機。
- 碇シンジはアニメ版と同じ、意思を選択。
- バットエンドで幕が閉じる。
- 中田敦彦さんは「万人が受け止められるエンディングになっていなかった」と解釈。
私の意見は、中田さんと同じで「もっと違う結末が見たかった」という気持ちなのですが、勿論それが全てではありません。
上記のTwitterのように「観終わった後のあの何とも言い難い感覚を偶に味わいたくなるんだよなぁ…」という方も、沢山いらっしゃったと思います。
厳しいイメージがあったゲンドウが、実は究極のツンデレ愛妻家だったなんて、びっくりしたけど好感度上がったわ。
EVA量産機にアスカが捕食される所は、とても残酷だったわね。
しかしこの「KAWORU」と書かれたダミープラグを挿入した9体の白いEVA量産機。
新劇場版の世界では重要な設定の一つになってくるかもしれません。
ハッピーエンドではない結末を迎えた旧劇場版。
次回はいよいよ新劇場版編です。新劇場版では『序』『破』『Q』で構成されており、全内容を作り直されましたね。楽しみですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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