陸上の山縣亮太(やまがたりょうた)さんが男子100メートルのレースで9秒95の日本新記録を達成しました。
9秒台!日本人選手もスゴイ記録を出してるのね。
日本人で9秒台の記録を持つ選手は山縣亮太さんで4人目なんです。
10秒の壁をなかなか破る事のできなかった山縣亮太さん。
病気やケガを乗り越え、長年の夢であった9秒台の記録を達成することができました。
今回は山縣亮太さんの9秒台の記録を達成するまでの道のりについて調査していきたいと思います。
逆境に打ち勝った【山縣亮太】プロフィール
オリンピックでは2大会連続で出場し、100Mの日本人のオリンピック記録を更新。
リオ五輪では第一走者を任され、銀メダルへ獲得へと大きく貢献しました。
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刀を抜く侍ポーズで登場したのを覚えてるわ。
4人の見事なバトンパスでしたよね。
4人の見事な走りに日本中が感動してから、5年。
来月に迫る東京オリンピックにも意欲を見せる山縣亮太さん。
山縣亮太さんのプロフィールをまとめました。
生年月日 1996年6月10日
出身地 広島県広島市
身長 177㎝
学歴 中高一貫校の修道中学・高校→慶応義塾大学
所属 セイコー
2012年 ロンドン・オリンピックに出場
2016年 リオデジャネイロ・オリンピックに出場し、4×100Mリレーで銀メダルを獲得
数々の大会で記録を更新し続けてきた山縣亮太さん。
華やかな記録を残してきた裏側には、様々な苦難や困難がありました。
山縣亮太さんの強さのひみつは逆境を乗り越えてきたところにあるようです。
未熟児から陸上選手へ
予定日よりも2カ月早く1750gの未熟児として誕生。
肺の機能の状態が悪く、新生児集中治療室で55日間過ごします。
ご両親は“生きていてくれるだけでいい”と懸命に看病されたそうです。
陸上を始めるきっかけは何だったのかしら?
山縣亮太さんは何とか無事に成長し、小学生になると野球やサッカーを始めるスポーツ少年に。
小学4年生の時に、野球チームで一番足が速かったということで、たまたま学校代表として陸上の大会に出場します。
100M走で、スパイクを履いた他の選手に山縣亮太さんはスニーカーで勝ち、優勝。
山縣亮太さんの走りを見ていたジュニアオリンピアのコーチがスカウトしたんだそうです。
才能を見抜かれたのね。
優勝で両親や祖父母がとても喜んで、笑顔を届けれたことがうれしかったそうです。
5年生からは陸上に専念し全国大会で8位になったことで、“走ることは自分の天職だ”と考えます。
“もっと速く走りたい”と思うようになり、走ることが面白くなったそうです。
優勝した時の嬉しさや感動を感じ、“陸上なら自分が輝ける”と本格的に陸上を始めます。
あきらめなかった0.01秒の高い壁!
広島市の進学校へ進路を進めた山縣亮太さんは2009年(高校3年生)国体で10秒34で優勝。
2011年(大学1年)には10秒23で日本ジュニア記録を更新。
2012年のロンドンオリンピックでは10秒07で準決勝進出を果たします。
メキメキと記録が伸びてるわね。
日本人初の9秒台にもっとも近いランナーとして注目されます。
しかし、故障やケガに悩まされ、試合に出場できない時期もありました。
つらかったでしょうね・・・
ケガは課題を与えてくれ、克服できれば必ず良い走りができると前向きだったそうです。
ケガの予防について考えたり、肉体改造を研究したりと、ひたすら自分と向き合ったそうです。
2017年には桐生祥秀(きりゅうよしひで)さんが9秒98を記録。
2019年には小池祐樹(こいけゆうき)さん、2020年にはサニブラウン・アブデルハキームさんが9秒97の日本新記録を達成します。
ライバルたちに先を越されて悔しかったでしょうね。
焦る気持ちを抑え、目の前にある課題を一つ一つこなしていったそうです。
ライバルたちの刺激を受けて、10秒00まで自己ベストを縮めますが、あと0.01秒が届きません。
“0.01秒の壁を越えるにはどうすればよいか”と、まだまだ改善するべきところはあるはずだと考えます。
自分の弱点を改めて見つめなおし、できることはすべてしてみたそうです。
“絶対に9秒台を出してみせる”という強い気持ちを持ち続け、ケガにも負けなかった山縣亮太さん。
努力は必ず結果としてやってくると信じてたんですね。
まっすぐに困難に向き合った結果が高い壁を越える結果につながったんだと思います。
持ち続ける探求心で日本人最速のランナーに
山縣亮太さんは、中学生の頃から、どんな走りをすれば速くなるのかと自身で考えていました。
「昨日より速く走るにはどうしたらいいのか。」
自身の走りについて研究や修正を重ね、理想のフォームを追求していきます。
“自分の感覚を大事にしている”と現在もコーチはつけずに基本は一人で練習をされています。
練習中は常にスマホでフォームを確認してるんですって。
一流選手ならコーチがするようなことを自身でされているんです。
一人で練習し、自分自身と向き合うことで、改善点に気付けたり、新しい発見ができるそうです。
“自分の中にはまだ眠っている可能性がある”と新しいことにもどんどんチャレンジします。
失敗を怖がらないで、とにかくやってみるんですって。
一つ一つ積み重ね進んで行くと、成長している自分に気づくんだそうです。
自身に与える課題を克服していく練習に満足し、すぐに結果につながらなくてもまじめに取り組んでいきます。
成長を楽しみながら練習してるんですって。
困難な事さえ楽しんでるようですね。
厳しい状況をどのように乗り越えるかを考え、“今は決して立ち止まっているわけではない”と。
“やれることはまだある”山縣亮太さんが速く走りたいという思いがある限り、探求心は続くと思われます。
【山縣亮太】100メートル9秒95で日本新記録を達成!
6月6日に行われた大会で、山縣亮太さんが9秒95で日本新記録をマークし、9秒台という悲願を達成しました。
予選から山縣亮太さんは10秒01と絶好調。
陸上の布勢スプリント(鳥取・布勢総合運動公園陸上競技場)の男子100メートル決勝で、山縣亮太(28)が9秒95の日本新をマーク。サニブラウン・ハキームの持つ9秒97を100分の2秒更新した。
布勢スプリント、9.95日本記録で優勝することができました!記録を出すまでいろいとありましたが、いつも応援してくださるファンの皆様のメッセージに励まされ今日まで頑張ってこれました。まだこれがスタートラインなので、引き続き頑張ります。沢山の応援、メッセージありがとうございました。
— 山縣 亮太 (@V7Jqq) June 6, 2021
ついに10秒の壁をやぶったのね。
“9秒との戦いを終わらせたかった”と近いようで遠かった壁をようやく越えることができたんですね。
まだ戦いは終わったわけではありません。
日本新記録を出しましたが、東京オリンピックに出場できない可能性も。
代表3枠の決着となる6月24日の日本選手権で3位以内に入らなければなりません。
しかし、山縣亮太さんはさらに先の目標を見ていました。
“オリンピックで自己更新記録を出して、今度こそ決勝に残る”
自信に満ちた山縣亮太選手は次への一歩を踏み出したんですね。
山縣亮太が100メートル9秒95で日本新!Twitterの反応は?
山縣さんおめでとうございます‼️
💪💪💪🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥
— 桐生祥秀(kiryu Yoshihide) (@KiryuYoshihide) June 6, 2021
男子100m日本新の山縣亮太選手が帰京する航空機内でのエピソード✈️
「コロナ禍の暗く不安な日々の中、明るく胸躍るニュースを届けてくださり、ありがとうございます」とアナウンスが流れ拍手👏
最後に「今後のご活躍を期待しております。中学時代100m自己ベスト12秒0の機長よりお祝い申し上げます」👨✈️— 青木貴紀(陸上記者 Takanori Aoki) (@aokitknr) June 7, 2021
山縣亮太選手がついに10秒切って9秒95の日本新かー!!Σ(*゚Д゚*)
ずっと向かい風でも10秒ギリギリ出してたから、いつか9秒出すんだろうと思ってたけど。
おめでとうございます✨— ぽらりす (@tikanarit) June 6, 2021
結構足早いんですね!的なコメントを頂いております。
こちら山里亮太でございます。
おめでとうなどの素敵な言葉は山縣亮太選手へ送ってあげてください。僕も何か記録的な数字出たら報告しますので、その際はお願いします。
山縣亮太選手おめでとうございます!
— 山里 亮太 (@YAMA414) June 6, 2021
100m日本新9秒95
山縣亮太選手・・すごい!!!!!!!#山縣亮太 #日本新 #100m #陸上 #セイコー #布勢スプリント pic.twitter.com/3D6RHJKXl5— 服部 巧。 (@LeeHattMatatabi) June 6, 2021
まとめ
- 未熟児として生まれ、ご両親はただ生きていてくれればいいと山縣亮太さんの成長を願った。
- 陸上をはじめたきっかけは、小学4年生の時にたまたま出場した大会での優勝。
- 次々と記録を更新し、日本人初の9秒台の記録へと期待が高まった。
- 9秒台の記録をなかなか出せず、苦難の道のりは長かった。
- 自分としっかり向き合うことで、ケガや苦難を乗り越えた。
- 探求心を持ち続け、あきらめない強い心を持っている。
- 9秒95の日本新記録を達成したが、次の目標は東京オリンピックで決勝に残ること。
自分自身とひたすら向き合うことで、逆境を乗り越えた山縣亮太さん。
ひたむきな姿に心打たれるわね。
きっと目標を達成できるはずです!
山縣亮太さんのさらなる活躍を願って応援しましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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