お笑いコンビ、コロコロチキチキペッパーズ(略称:コロチキ)のナダルさんが、インターネットテレビ局ABEMA内のニュースチャンネル「ABEMAヒルズ」の中でいじめ経験を告白。
いじめで苦しむ若者へエールを送りました。
ナダルさんっていじめられた経験があったのね。知らなかったわ。
昨年、YouTubeでナダルさんがいじめ体験を告白して話題になったことがあったんですよ。
今ではお笑い芸人として大活躍のナダルさん。過去に一体どんないじめを体験したのでしょうか。
ナダルさんのプロフィールや、いじめで現在苦しんでいる若者へのエールも併せてご紹介します。
お笑い芸人・コロチキ【ナダル】のプロフィール
お笑いコンビ、コロコロチキチキペッパーズのナダルさんのプロフィールを下記にまとめてみました。
本名:相浦 英樹 (あいうら ひでき)
1984年12月23日生まれ
京都府相楽郡南山城村 出身
近畿大学農学部水産学科 卒業
なんでコロコロチキチキペッパーズという長いコンビ名にしたのかしらね?
相方の西野さんがアメリカのロックバンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズが「レッチリ」と呼ばれていることに憧れていたそうなの!
だからコロコロチキチキペッパーズで「コロチキ」なのね!
謎が解けたわ。
ナダルさんは学芸員の資格を持っているうえに、剣道も2段の腕前らしいです。お笑いだけでなくいろいろな特技をお持ちでびっくりしました!
「ナダル」という名前の由来もユニークで、スペインのテニス選手であるラファエル・ナダルから命名されたとのことです。
キングオブコントで優勝したり、ご結婚もされていたりと順風満帆に見えるナダルさんの経歴。
しかし、その裏にはつらい過去がありました。
早速そのつらい過去に迫ってまいりましょう。
中学生のときにナダルが受けていた陰険ないじめの内容
ナダルさんがいじめを経験したのは中学時代のことでした。
気になるいじめの発端や内容をこれからご紹介します。
ナダルへのいじめの発端は試験のときの些細な出来事
ナダルさんへのいじめの発端は、中学1年生の定期試験のときに彼のクラスの教室で起こった、ほんの些細な出来事からでした。
試験がいざはじまるというときにクラスのみんなは着席しているというのに、1人の女子生徒は廊下からなかなか教室に入らなかったのです。
彼女は前日に部活で忙しくて勉強できなかったから覚えられてないということを理由に、なかなか席につきませんでした。
それを見かねたナダルさんは、その女子生徒に教室に入るように促しました。
この注意が引き金となって、リーダー格のその女子生徒を中心にナダルさんへのいじめがスタート。
彼はいじめで2年半も苦しむことになります。
ナダルさんは当たり前のことをしただけなのに、なぜいじめられないといけなかったの? 私には理解できない!
十分に勉強できていなくても、試験に臨むべきよね。
これがきっかけでいじめられるなんて、ひどいですよね。
ナダルさんは男子とは仲が良かったようですが、女子との間には溝が深まるばかりでした。
ナダルが受けた日々激しくなっていく陰湿ないじめ
ナダルさんへのいじめの内容は次のようなもので、日に日に激しさを増していきました。
- 廊下を歩いているだけで、生徒が道を開ける
- 目が腐ると言われる
- 靴がなくなる
- 放課後の黒板はナダルさんの悪口でいっぱい
ドラマの世界のような辛い体験をしてきたのね。
こんな毎日じゃ、学校に行きたくなくなってしまうわよね。
それがナダルさんすごいんですよ!続きがあるんです。
その後ナダルさんは、ひどくなっていくいじめを自分自身でなんとかしたいと思うようになります。
1年生の冬休み明けの百人一首大会で強いところを見せて、みんなに自分に対する見方を変えてもらおうと考えます。
彼は大会に向けて、懸命に百人一首を覚えました。
ナダルさん、苦しい中で自ら立ち上がろうとする精神は素晴らしいわね。
いじめからの再起をかけて百人一首大会に臨んだナダル! しかし…
年明けのある日、いよいよ百人一首大会の当日を迎えました。ナダルさんは練習の甲斐あってとても強く、優勝するのではないかと言われるほどでした。
ところが大会途中の体育館で事件は起きました。
百人一首のかるたをとったナダルさんの手の上に、遅れて女子生徒の手が触れました。するとその女子生徒が「いやああああ」とびっくりするくらいの声で叫んだのです。
すぐに先生が数人集まってきましたが、その時まるでナダルさんがその女子生徒に対して何かをしたような空気になってしまったそう。
百人一首大会を機に自分に対するいじめの流れを変えたかったのに、また女子生徒から陰湿な仕打ちをされ、ナダルさんはどうしようもない気持ちになってしまいました。
結局そのまま、中学生活が終わるまでずっといじめを受けて過ごしたそうです。
なんて悪質ないじめなのかしら!!!よく耐えたわね。
こんなことがあったら私なら学校に行けなくなっちゃう…。卒業までちゃんと学校に通っていたなんて、ナダルさんは頑張り屋さんね。
確かに彼は頑張り屋さんですが、自分の子どもことを考えたらこんな思いはさせたくないですよね。
子どもが少しでも心も身体も安全に過ごせるところで生活してくれたら、それがいちばん。何より命を守りたいわ。
ナダルがいじめ体験を告白した理由といじめで苦しむ若者へのエール
現在お笑い芸人として華々しく活躍中のナダルさん。
なぜ自身のいじめ経験をカミングアウトしているのでしょうか。
ナダルさんは下記にように話しています。
「狭いコミュニティで経験値もなくて、ついつい視野が狭くなって、そこが全てと思い込んでしまう世代だと思う。その子たちの救いとして、僕の経験が、ちょっとでも視野を広く持ってもらうきっかけになれれば。参考になればくらいの感じですね。」
引用元:Yahoo!ニュース
ナダルさんは自分と同じようにいじめで苦しんでいる若者の救いになりたいと思って、お笑い芸人という人を楽しませる仕事をしている身でありながら、積極的にいじめ体験を話すようになったそうです。
次のことも話しています。
「ホンマに大変だと思うんだけど、将来には絶対救いがある。自分だけで抱え込まないで。なんとか、今を生き抜いて、将来につなげていってほしい。何もせずに生きてきたやつより、人の気持ちがわかって、人に寄り添える人になれると思う。つらい経験ほど財産になる。」
引用元:Yahoo!ニュース
実際に体験されてきた方のメッセージは重みがあるわ。彼の言葉で勇気づけられる子たちは多いはずよ!
ナダルさんという明るい未来を切り開いた人が自分たちの前を歩いてくれているだけで、心が救われますよね。
社会人になる前の若い時期は、限られたコミュニティでの生活が当たり前になるから、ものの見方が狭くなりがちなのもわかるわ。
社会に出てからの人生の方が長く、そこから学ぶことが大半ですよね。今苦しんでいる子たちに何とか生き抜いてもらえたいですね。
つらい経験をして今は大活躍している彼のメッセージだからこそ、きっと今苦しむ子たちの心に響くでしょう。
そしていじめを経験して生き抜いた子どもたちは、心優しく人を思いやることのできる、人間としての深みを自然と身につけて将来活躍してくれると思います。
子どもたちがそんな未来を迎えるためにも、私たち大人がサポートできることはたくさんありそうです。
ナダルの壮絶いじめ告白に対するTwitterでの反応
Twitterでもナダルさんのいじめに対する様々な反応があがっています。
ナダル いじめ経験を語る理由 2021年4月16日
ナダル…切なくなった。
嫌いだからいじめてやろうという心理が理解できぬ。嫌いなら関わろうとしなければいいのにどうしていじめようになるのか… https://t.co/FlwcS7PXqe— kimidori (@kimidori41) April 16, 2021
いじめられてた経験は語るけど、いじめてたやつの経験ってあんまり聞かないよね。自覚がないからなんだろうけど。
「今を生き抜いて」ナダル、いじめ経験カミングアウトの理由(ABEMA TIMES)#Yahooニュース
https://t.co/spfTm93Q4u— 齋藤真幸 (@crazymband) April 16, 2021
この記事を見て思う
ぶっちゃけ学校は何もしてくれない
先生らに見つかり一瞬収まるが
陰湿&エスカレートして再開される実際ワタシが小学校の時そう
体にアザが良く出来ていたし
結局は誰にも言えず我慢するしか
無かったんだよな当時#Yahooニュースhttps://t.co/F50cO3bhHy— のりさん。 (@o_kenkikki) April 16, 2021
まとめ
今回はお笑いコンビ、コロコロチキチキペッパーズのナダルさんの壮絶いじめ体験と、いじめで苦しむ若者へのメッセージを中心にお伝えしました。
今輝かしい人生を送っているナダルさんのカミングアウトが、いじめで苦しむ子どもたちの希望になるのではないでしょうか。
ナダルさんが話していたように、自分だけで抱え込まずに子どもたちが少しでも助けを求めやすい環境を大人たちで作ってあげたいですね。
子どもたちが相談できる窓口が具体的にわかるといいんだけど…。
そうですね! 今からいくつか相談窓口をご紹介します。
ナダルさんのいじめのエピソードを通して、久しぶりにいじめについて真剣に考えたわ。
そうね。ナダルさんの言葉にあったように、いじめの経験が将来財産になって、より人間としての深みが出ると思うわ。
ナダルさんをテレビで見るたびに、いじめで苦しむ子どもたちの心の中に光が灯されるといいですね。
ナダルさんの壮絶体験を通して、みなさんも改めていじめについて深く考える機会になったと思います。
いじめが起こらないことがいちばんですが、万が一いじめられたときにその子の安全を第一に考えて何としても命を守り抜きたいですね。
生き抜けばその先に別の世界があるということを子どもたち自身が体感してくれるでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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